お荷物を自覚してるのにパーティ脱退が許されないから、奈落の底に飛び降りるフリで姿を消そうとして本当に落ちた ~絶望で病んだパーティの少女たちをよそに、僕は奈落で死ぬほど強くなる~
新進気鋭の冒険者パーティ『麦穂の剣』の一員である魔法剣士のテイルは、常日頃自身とパーティメンバーの力量差に悩んでいた。いつかこの実力の不均衡がパーティ全体に危険を及ぼすと考え、自らパーティの脱退を切り出すも、幼馴染だけで結成されたパーティであることから誰もそれを許してくれない。近い将来取り返しのつ....